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14.[身を以て](1/1)












静まり返った帰路
思い出はまるで電信柱の明かりのように
ぽつぽつと僕の行く道を照らす


あれがどうだったとか、あいつはどうなったとか
有り余る想いを忘れるように
あるべき未来へ帰っていくんだ



よかった、悪かった
正しかった、間違いだった
全部歩いた後にしか分からない、死んだ自分に聞くよ


言葉から言葉が、気持ちから気持ちが
また溢れ出すように
死んでくんだ、消えてくんだ、愛してくんだ



つまらない痛みに聞こえるかもしれない
ありふれた苦しみに思えるかもしれない
笑ってしまうくらいグチャグチャで

かっこ悪いんだけどさ

なんだかとっても救われてんだ



終わりを描いて、諦めを綴って
ようやく諦め終われると思っていたら

またそこから新しいが始まって続きができてるんだ

可能性なんて言葉もほっぽり投げて
自由に素直に生きてられればいい
自由を怖がらず進めればいい

きっと白紙に戻る日が来るんだ
この命は絶対永遠なんかじゃない
そんなあてもない確かな事実を抱き締めながら


特別はいつも一般的な欠片から
素晴らしいはいつもありきたりな色合いから

皆が少数派で大多数の命

大切な事は真っ直ぐがいいし
自分の人生だから真ん中を歩いてたいし
荷物になるのならポーズなんて手離したい

分かってたって難しい自分だから
知ったからって難しい人生だから
シンプルにありがとうを言えたらそれが一番いいんだ


おかげさまで今日もこんな想い

つらつらと考えられる日々























































































誰かの傷を見て自分の弱さを知る
誰かの涙を見て自分の浅はかさを知る
自分はなんて中途半端な人だろう


自分も同じような傷跡を持ってるのに
寄り添えなかった事
同じような過去を隠してるのに棚に上げた事



下を向く勇気がないから前を向いたってさ
未来と向き合う勇気がないから過去を見たってさ
何も変わる訳ないじゃないか


言われなくなって自分が一番分かってるだろう
どんなに否定したって逃げてるだろう
大切なら嘘だけはついちゃダメだよ



優しい言葉さえも今は侮辱になってしまうから
今はただ唇を噛み締めて
この姿を決して崩さないように生きるから

何処かで生きてる貴方の姿も

黙って見届けてみせる



約束しよう、またここで会おう
今日と同じ心の二人で

色々あると思うけど信じてれば叶えられる人生にしよう

許し切れないその先にいつも本当の気持ちがある
償い切れないこの道にいつも真剣な命がある
消せない、消したくない

追いかけたって届かない
だから僕は生きてくんだよ、生きてるんだよ
明日という日に期待して全力を尽くしていけるように


きっとなんとかなる、そのくらいでいい
自分すらも諦めて生きるより呼吸できる

振り向けば必死じゃなきゃ嘘な今日

ねぇ、貴方はどこら辺で世界を見てる?
ねぇ、貴方はどんな人と愛し合ってる?
貴方も貴方でいつか完結できればいいね

この空が繋いでくれてるような気がするから
もういいや、遠くても貴方も生きてると感じれたから
僕もここに在れる、ありがとう


未だ頼りないけどさ

自分の歩き方が少し理解できてきたよ





































































覚えたって学んだ事にはならない
気付いたってできるとは限らない

幸も不幸も全て身を以て完成される自分の人生の形





いつも何かを思い立つ時は目の前が壁で
運命に嫌気が差したりするけど

乗り越えられた日はとにかく嬉しかった

僕にとって真実とは葛藤なんだ
喜びって何だろう、仲間ってどこから
何百回書いて、何千回消して、何万回も繰り返して

その数え切れない繰り返しの中で
たった一行、たった一言消せなかった
凛と残るものだけが生きる幸せを教えてくれる




これが誰かが名付けた理想論だとしても
これが誰かが名付けた机上の空論だとしても
それが僕なんだ、それが貴方なんだ


そしてまだ生きてるって事は
間違いだけじゃなかった、失敗だけじゃなかった

きっとそういう事なんだ





















































































































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