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11.[D](1/1)












望めば望むほど叶えられない人生紀行だね
きっと僕はいつのまにか君のそばから
一、二歩離れてしまったんだね


前にあるものばかりに必死で
今現在にあるものなんて目もくれないで
だから未来もどっかいっちゃうんだろうな



本来僕がやってようと思ってた想いは何だっけ
正直僕が止めないできた炎はどこだっけ
そんなにその光は大事かよって


屈託もなく、裏腹な気持ちもなく
素直に感じて声を伸ばせた色は何色だっけ
だから現在も見失うんだろうな



考えるような事でもなく、悩むような事でもなく
きっと僕がどこまでもその空っぽを埋めないで
向き合って生きていけるなら

また君には出逢えるさ、だから大丈夫さ

今も足掻いてる事に変わりはないでしょう



僕にはまだ君に言いたい事があるよ
君が何で夢だったのか、その夢の先に何があったのか

今も心はそこら辺のとこ

全力で泣いたってもうどっか虚しいんだ
それはもう僕が鳴いてるだけじゃいられないから
多少力を持ってるから

出し惜しみなんかしてられる訳もない
使い切らないで今日が終われる訳もない
逃げたって続いてくだけと知ってるから


もう僕は君に甘えたりしないよ
昔から君が照らしてくれてる光でさえ

今の僕の中では重荷に成り下がってしまったんだ

そうやってごまかさないで
何一つねじ曲げないで自分の信念に忠実にいられたら
苦労はしない、迷いなんてありえない

でも僕はだからこそ強くいてやろうと思うんだ
人なんて簡単に踏み間違えてしまうもんだから
その手だけは守ってみたい


無理矢理君を想うんじゃなくて
今日は今日の最大限で歩んでくから

それでどうだい






































































僕は問う、何で僕はこうなっちゃうんだろう
君は言う、僕ばかり見てるから僕を見失うんだ
本当の本当に大事なものって


そんなにはっきりしてなきゃいけないのかい
そんなに近くにないと不安かい
それって本当の本当に大事なものって言えるかい



僕は疑ってばかりだな
だからこんな疲れ果ててるんだろうな
行き先はもっと明確なはずなのにまだ信じれないから


こんな孤独な大地で自分の心臓の音を確かめる為に
命を追い込んでありっこない空想に
伴奏なんか作ったりしてるんだ



レールだけを歩いててもしょうがないとは思う
でも何でそこにレールがあるのかとか
そのレールは何の為のものなのかとか

それを答えられない事が許せなかった

否定だけしてる自分が許せなかった



挫折って輝いてるね
平らって色がないね

あらゆる色がかき混ざって黒くなってしまうくらいの道のりで

果たしてその黒く映る景色の中には
一体どれだけの色が存在してるんだろう
ひたすら凝らして、ひたすら澄まして

忘れかけていたメロディーが頭の中鳴ってきた
目を塞いでて見えなかった姿があった
君は思うよりずっと傍らで


時が群れを運んでいく
引っかかりが家路を教えてくれる

右か左かじゃなくて、もっと素直に反応していけるはず

これを限界と歌うのは容易だったけど
そうしたくなかった僕がいた
ふと君が浮かんで胸を締め付けられた気がした

そうだったね
そのままだろうとそうじゃなかろうと
いつも僕はあの道から延びた道のりにいるのに変わりない


今日がどんな今日であろうとも

それも君という大きな円の中






















































もうここに君はいないんじゃないかって
息を切らして自分自身を駆け抜けた鼓動が真実を伝えるよ

なんだかんだ言ったって探し回ってるのさ
どうこう言う前に告白するべきさ

ただただ君の自由な翼を信じてやまない僕を






僕にはまだ君に聞いて欲しい事がある
あの日から随分経って僕も移ろったけど

今日もあの日と同じ理由でここに立つ

結局独りで空を仰ぐ時はいつだって一緒
熱意は今でも心の奥の奥
だって君に触れてなんだか嬉しくて涙が出たんだ

忘れないで向き合い続けて
見つめ過ぎてまた見失って
命の限りでまた手を繋いで、その度に鮮明度は深まって




それぞれが色を持ち、それぞれが一つの黒となり
黒から新たな色が産声を上げて

君に重なっていく
君に滲んでいく
君に照らされていく
君がまとめてくれる


僕にとってのDはいつも君だけ

そこにいるのは君というDだけ



























































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