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10.[百年後](1/1)













やる意味を考え始めたら終わりだな
もう何を言ったって言い訳臭いな
涙も客寄せみたいなもんだな


踏ん張って、踏ん張って
ここで堕ちたら全部嘘偽りになって
今日のこの場所にすら帰ってこれないから



あの時はもう二度と戻ってこない
並んで歩いた誰かはもういない
悔しさや情けなさは二度とやり直せない


後悔すんなって無理な話しで
失わないなんてありえない話しで
寂しさや悲しさが消えたなんて人生じゃなくて



その時、その時で得た沢山の想いが時間に洗われて
その時、その時で自分が一番大切にしてた
想いや感情だけ

一握り残った積み重ねが今だろう

さらさらと零れ落ちた手の中残った今だろう



本当バカらしいな
どうせ百年後には大半の人誰もいなくなるのに

僕はまた嫌われたくなくて逸れてばかりだな

生きたいように最後まで生きてみたいもんだな
できそうな事はいくつもあったって
自分がやれる事ってのはこんなにも少ない

だったらせめて死の直前まで言いたい事言い切ってさ
行けるところまで行き切ってさ
自分を謳歌したと生き切ってやりたい


命を燃やすのにそんなに訳が必要かい
そんなに金がないとダメなのかい

走り出せるなら走り出せる間に走り出そう

逃げるなよ、現実がとかゴールがとか心がとか
全て言い訳の為にあるんじゃない
それは諸々大前提の覚悟の上で

どうするんだって、このままでいいのかって
プレッシャーに溺れて諦めるくらいなら
突っ込んで失敗した方が自分を嫌いにならなくて済む


忘れるなよ

こういった類いのまどろみは一生引きずってく事




































































































後悔先に立たず、本当にそうだなって思う
自分で考えられる未来なんてタカが知れてて
結局ろくなもんにはならないさ


心でカウントを数えたら行くしかないんだよ
迷って時間費やして転がるなら
無駄な傷心は捨ててやり直せる方がいい



最後にすっきりした方が勝ちだ
逃げ出さないで追いかけてきた想いの勝ちだ
投げ出さなで向き合い続けた年月の勝ちだ


色々かじってみたって
最終的に追求するものは同じだったりする
最終的にぶつかる壁は自分自身の影だったりする



気持ち一つだよ、どういう見方をするかって事だよ
明日とか未来が遠いのは未だに僕が
やり終えてない今日の続きの上にいるからかな

今日をちゃんと終えられるように
この気持ちをちゃんと繋ごうか

それをまた未来に投げようか



本当にしんどいな
どうせ百年後には散ってる命なのに

何を残すっていうんだ、だから何を残せるっていう事か

しがみついた分だけ与えられた虚しさと
しがみつかなかった分だけ与えられた寂しさと
握り返せなかったプライドと

振り返ればしがみついた後悔より
しがみつかなかった後悔しか浮かばない
通り過ぎてしまった後ろ姿しか思い出せない


やっておけばよかった、きっとそれは今だから言える事
それは分かってるけどさ

やれたんだからやっておけば本当はよかったんだ

こんなやっておけばも財産で
これからに対する反面教師で
いつかやり切ってやったっていうスタートラインだったりして

だからぐだぐだ言ってないで続けるんだよ
死を見据えて生きてやるんだよ
自分って人を最後の一滴まで使い切ってやるんだよ


迷い続けて同じ場所で日が暮れるくらいなら

歩き続けて違う角度で沈む陽を見たい






























































身を結んだとか成功したとか
そんなの他人が評価するもんじゃない
生き抜いてきた本人しか分からないだろう

世界とか人々とか

そんなの関係なしに自分の場所を見つけられたら幸せだ






よくできた浮世だ
どうせ百年後にはいなかったような存在になるんだから

もっと自由に自分の道を歩けるはず

結果的に僕が残せるものなんて何もないさ
期待に応えられるような人間でもないし
前途洋々な景色な訳でもないさ

それでももし僕が残せるものがあるとすれば
それは誰かが残してってくれる僕ぐらい
誰かの中、生きた僕の姿くらいだろう




一緒に語り合って、一緒に笑い合えれば
それは百年後だって記憶として生きてく

沢山引きずって、沢山向き合えれば
それは百年後だって証明として生きてく


きっとそれは後悔を通り越して大往生と呼ぶのだろう















































































































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