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08.[教えてくれたこと](1/1)













怖くなる今現在という地図の上
霞がかかってあやふやな将来
逃げても目を背けても映し出される過去に貴方がいる


でも僕が頭で描く幸せな絵を教えてくれたのも
貴方だったでしょう
こんな姿が正しいと教えてくれたのも貴方だったでしょう



一旦閉じてしまおうと思った幕
一回止まってしまおうと思った暮らし
二度と戻ってこれなくてもいいと思った命

それがいつも寸前で飲み込まれて

喉まで出かかって萎んでしまうのは



前の向き方も許し方もそうだけど
諦め方も終わり方も貴方が教えてくれなかったから

ずっとずっと僕は遠くを見てた

残念なくらいに
どうしょうもない僕だけがいつもここに残ってる
声はあるけど出し方が分からないなんて駄々をこねてる

許されると言われても、終わりにしようと言われても
続いてくんだろうな
自分の中でいついつまでも続いてくんだろうな


そんな決して光の当たらないところに
芽生えた気持ち一つ一つがまた

僕に生きてる実感や逃げる罪をはっきり突き付ける

どれだけで報われるなんて誰も知らない
きっとそれは聞き方が間違ってる
今僕はしっかり生きていけてますか

分かってる、そんなの聞くような事じゃないなんて
この問いかけは誰かに答えてもらうんじゃなくて
自分が応えられないと


孤独が温かさと共に先導してく

暗くて、静かで、優しくて涙が出る



















































































誰だっていつかは消えてなくなる
それがいいとか悪いとかじゃなくて
そういうものまま、そんな与えられた命のまま


だからこそ一生は素晴らしい
全てがあやふやなまま始まって
全てがあやふやなまま終わる、そんな束の間の話し



希望、夢と叫んだってそれは本当に遠い距離でしょう
だから落ち込む夜もあれば
救われて起き上がれる朝もある

心忙しい日々は相変わらずで

どうやったって僕は僕からしか進めない



形は変えてくしかない
でもそれで心を変えたら意味がない

どんなに言ったって貴方は僕にとって貴方のままだから

この淀みきった空気も、吐き出す息の重さも
今日だけの風
二つとして同じもののない、今だけをすり抜けていく風

投げやりに転がって存分にのたうち回れればいい
それだけの情熱が心に灯っていれば
時間と共に流れていける


僕はここにいる
それが良かった、悪かったじゃなくて

僕はそういう人間で、僕はそういう人にしかなれないのさ

惰性で暮らしたって何も見えない
その見たいものや信じたいものは
逃げないで背負っていつか笑えたら分かるもの

止まれないね
人間一人なかなか死ねないね
今は振り返っても涙すら責める事しかできそうにないから


闇の中からもう一回、光の中からもう一回

心の中からもう一回









独り黙って朽ちていけたなら
こんな所にはいなかっただろう

独り黙っていられなかったから
ここで今日も答えを探すんだろう

微かに一つ、信じたから歩いてきたんだろう






じれったくて突き飛ばしたり
何も言わないから叩いた事もあった

それはまるで鏡のようで自分に耐えられなかったんだ

愛では何も叶わないけど
愛がなければ何も成しえない
難しく考えるから抱き締めるという簡単な事忘れてしまう

悲しみも悲しみでなくなってしまうほどに遠く
苦しみも苦しみでなくなってしまうほどに生きて
また貴方に会いたいと思えたなら




やっと僕は僕として完成するのでしょう









































































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